遠赤外線について
そもそも遠赤外線とは何でしょう?
「遠赤外線という名前は聞いた事あるけど、詳しくは知らない!」
という方が多いのではないでしょうか。
「健康にいい」とか「暖まる」イメージをお持ちの方もいるかもしれません。
世間一般に「遠赤外線」という言葉は広まっていますが、実はこの遠赤外線、現在は医療現場で活用されるほど、健康に対してとてもいい効果があります。
遠赤外線のことを知って、毎日健康で元気に過ごす方法を手に入れてください。
遠赤外線とは何か?3つの特徴をお伝えします
遠赤外線とは、簡単にいうと「物質を温める体にいい電磁波」です。遠赤外線の3つの特徴をご紹介いたします。
1 遠赤外線は電波やX線などと同じ「電磁波」の一種です
遠赤外線とは、太陽光線に含まれる、ガンマ線や可視光線、電波などの様々な『電磁波』の一種です。
ただし、電磁波と聞くと少し体に悪いように聞こえると思いますが、電磁波には「身体に危険な電磁波」と「身体に有効な電磁波」があります。遠赤外線は、電磁波の中でも「身体に有効な電磁波」とされています。
「赤外線」は可視光線より「外側」にあるため「赤外線」と呼ばれます。また、赤外線の中でもより可視光線に近い波長(0.75㎛~1.5㎛)を「近赤外線」、可視光線から遠い波長(3.0㎛~1000㎛)を「遠赤外線」、その中間を「中赤外線」といいます。
日本と海外では電磁波の並びが異なる
日本では、可視光線の外側にある光を「紫外線」「赤外線」と、「紫より外側」「赤より外側」という呼び方をします。
しかし、「UV」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは「紫外線」のことです。「Ultra Violet」という、「紫を超えた」部分を言います。
さらに、赤外線は英語で「Infra Red」という、「赤より下」という言い方をします。
日本では電磁波を「横」にしてみるため、「外側」とされていますが、海外では「縦」にしてみるため、「超えた」「下」という言い方をしているのですね。
2 遠赤外線は物体を直接温めます
①遠赤外線はマイクロ波と同じ原理で物体を温める
電子レンジが物体を温める原理はご存知でしょうか?電子レンジ内でマイクロ波を発生させ、物体の水分子を振動させて、レンジ内にある物体を温めています。
実は、遠赤外線もマイクロ波と同様に、物体の水分子を振動(分子活動)させて物体を温めています。
さらには遠赤外線という光(電磁波)により、物体を温めるので、遠赤外線を放射するものと温める物質の間に冷たい風が吹いていようと、遠赤外線が物体に直接吸収され、物体を温めるのです。
ただし、1-1の図にもあるように、マイクロ波は人体に有害な電磁波ですが、遠赤外線は人体に無害な電磁波なので、遠赤外線によって暖まることは体にとって害はありません。
②日向に出ると暖かいのは太陽光に含まれる遠赤外線のおかげ
日陰にいると寒いような日でも、日向に出たとたんに暖かく感じることはないでしょうか?それは、太陽光に含まれる遠赤外線による効果です。太陽と人間の間に冷たい空気があっても、太陽からの遠赤外線を人間は直接吸収することができるため、すぐに体が暖かく感じるのです。
3 遠赤外線はすべての有機物から放射されています
遠赤外線は絶対零度以上の温度を持つ有機物すべてから放射されています。
①岩盤浴はゲルマニウムなどの石を温めることで遠赤外線を放射している
岩盤浴などは遠赤外線効果がうたわれていますが、これも有機物である様々な意思を温めることで、その石から遠赤外線を放射し、人体に吸収させています。
②人間は約9㎛の遠赤外線を放出している
人間も例外ではありません。人間からも遠赤外線は放射されています。人間の体温の理想値は36.5~37.0℃と言われていますが、この36.5~37.0℃の有機物から放射される遠赤外線の波長が約9㎛なのです。
健康と美容にいい遠赤外線の効果はこの6つ
遠赤外線は人間にとって、以下の6つの効果があります。
育成光線が健康や美容にいい | (1)血液がサラサラになる (2)老廃物が排泄されやすくなる (3)細胞の代謝が良くなる |
早く温まり冷めにくい | (4)早く温まる (5)体の内部が温まる (6)一度温まると冷めにくい |
(1)共鳴作用で血液がサラサラに
人体には多くの水分子が存在します。通常、水分子はくっついて集合体として大きくなろうとします。育成光線の共鳴作用には、この分子同士のくっつきを阻害する機能があります。
阻害することで、分子が小さいままでいられるため、血流やリンパの流れがサラサラになります。
しかし、くっついて大きくなってしまうと、分子が大きくなってしまい、血流やリンパの流れなどに影響を及ぼします。
(2)老廃物が排泄されやすくなる
さらに共鳴作用には体内にある老廃物にも働きかけます。サイズの大きい老廃物は動きづらいですが、共鳴作用により動かすことができ、共鳴作用でよくなった血流にのって排泄されます。
(3)全身の細胞の代謝が良くなる
育成光線には毛細血管の拡張機能もあります。これにより、全身の血流が良くなり、体が温まります。
(4)早く温まる
遠赤外線での温まり方は、周りの気温や空気に冷たさにかかわらず、物質が早く温まることです。遠赤外線で早く温まる効果を「輻射(ふくしゃ)熱」と言います。
実はこの輻射熱は日常的に体験しています。それは、「太陽の光で温かい」と感じることです。
日陰にいると寒いと思うような気温でも、日向にいるとすぐに温かいと感じることができると思います。
これは、太陽光に含まれる遠赤外線の効果で、日向に出たらすぐに「温かい」と感じる理由なのです。
(5)体の内部が温まる
遠赤外線の輻射熱で体が温まると、内臓などの体の内部まで温まるので、体がぽっかぽかになります。
遠赤外線は皮膚の0.2mmのところで、熱エネルギーに変換されます。さらには後述する分子活動を活性化することで、皮膚近くにある毛細血管内の血液が温まるのです。
血液は循環するものなので、皮膚表面で温まった血液は、体全体をめぐります。皮膚0.2mmの深さで温まった血液が肝臓や腎臓、胃などを温めて、体の内部から温まるのです。
(6)一度温まると冷めにくい
遠赤外線の輻射熱で体が一度温まると、遠赤外線を受けなくなってもすぐに体が冷えず、温かさを保つことができます。イメージでいえば、温泉にゆっくり浸かった後、温泉から出ても体がしっかりと温まっているので、すぐに「寒い!」とはなりません。
これにより、遠赤外線で体を温めるのは急な血圧上昇をしないなど、血圧対策によいと言われています。
遠赤外線が「体の芯から温める」はウソ
一昔前は「遠赤外線は体の奥深くで吸収されるので、芯から温める」と言われていました。しかし、それは間違い(ウソ)だったのです。
最近では「遠赤外線は体の表面0.2mmで熱エネルギーに変換される」と言われています。ただ、すでに述べたように、遠赤外線で温まった体は分子活動が活発化したおかげで、なかなか冷めません。遠赤外線の吸収がなくなってもなかなか冷えないことを感じた人が、「芯から温まった」と言ったのではないでしょうか。
日常生活で遠赤外線を取り入れる3つの方法
遠赤外線は日常生活で簡単に取り入れることができます。遠赤外線を取り入れる生活をすれば、健康で元気な日常を送れること間違いなしです。
1 日光浴
一番簡単に遠赤外線を取り入れることができる方法です。日向ぼっこなどで太陽の光をしっかりと浴びてください。だたし、欠点は太陽から放射される紫外線など、赤外線以外の身体にあまりよくない電磁波も一緒に浴びてしまうことです。そのため、1回30分程度がよいでしょう。また、曇りや雨の日には浴びることができません。
2 岩盤浴
岩盤浴では、いろいろな石から放射される遠赤外線を浴びることができます。
寝ているだけで遠赤外線を浴びることができ、さらにはしっかりと汗をかくことができます。
岩盤浴はお風呂ではないので、寝ながら、本を読みながら、TVを見ながら、携帯をいじりながらなど、何かをしながらゆっくりできるので、オススメです。
欠点としては、大型の施設が必要なので自宅に置くことはできず、どこかの施設に行く必要があり、いつでもどこでも遠赤外線を浴びるということにはいかないところです。
3 遠赤外線機器
遠赤外線機器の場合、家庭で使えるものや太陽光の中でも「赤外線」だけを放射するようにできているため、上記2つの欠点を解消したものとなります。自宅でいつでも好きなだけ浴びることができるので、オススメです。
欠点としては、『遠赤外線○○』と遠赤外線を冠した製品は、遠赤外線が少しでも出ていれば『遠赤外線○○』ということができます。そのため、家庭用に使う遠赤外線機器を使用する場合、「遠赤外線がこれだけでてるよ」という証明がある製品を購入することをオススメします。
遠赤王『日だまり』
この遠赤王『日だまり』は100%遠赤外線のみを放射している製品で、さらに医療機器と同じ発熱体が使用されています。
遠赤外線はできるだけ毎日浴びましょう
遠赤外線の特徴や健康などへの影響はをお伝えしてきました。
遠赤外線を浴びると、体が温まり、元気になり、健康になれます。
遠赤外線を浴びてただけで、ひざ痛がなくなった、肩こりがなくなったなどはよく聞く話です。
血行が改善され、体のさまざまな機能が調子を取り戻していきます。
毎日、日光浴ができるといいのですが、天気の都合や社会人の場合はお仕事などで難しいと思います。
なので、岩盤浴や遠赤外線機器を有効に活用してください。